M子のフツーの暮らし

夫と子ども(3歳)と3人暮らし。がんばりすぎないシンプルライフを模索しています。

【捨てられなくて良かった】大切な絵本「わたしのおふねマギーB」

私の母は典型的な物が捨てられない人です。

実家には私が子ども時のおもちゃや絵本が残っていて、部屋は物でいっぱいです。「捨てないとダメだよ」と言っていますが、あの世代の「もったいない」はなかなかやっかいですね。

そんな母に育てられた私も物を大切に取っておくタイプ。シンプルライフを意識してから少しずつ使わないもの必要の無い物は捨てるようにしています。

ですが、捨てられなくて良かったと思うものもあります。

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「わたしのおふねマギーB」 アイリーン・ハース さく え(福音館書店

 

私の感性の原点、子どもころから今でも心ときめくもの

子どものころから本当に大好きで何度も何度も母に読んでもらった絵本です。

【あらすじ】

ある一人の女の子マーガレットが寝る前にお星さまにお願いをします。「わたしの名前のついたおふねがほしいの」と。眠りからさめるとそこは船の中。弟のジェームスぼうやも一緒。船の中には果物の木や、どうぶつもいます。じぶんの船を掃除したり、ご飯をつくったりとマーガレットは弟の面倒を見ながら生き生きと頑張ります。すると嵐が来てさぁ大変…

といった内容。女の子が大人のいない船で切り盛り奮闘する姿に、当時とても共感というか憧れていました。

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そしてなんといっても絵がとても美しくてすばらしいのです。ここにでてくる食べ物のおいしそうなこと、嵐の中子どもだけの不安な様子、弟を面倒みる小さい子どものにもある母性など、心に響くように描かれています。

 

子どもの時の幸せな気持ち、宝物は大切にしたい

この絵本は私の子どものときの幸せな気持ちが詰まった大切な絵本です。なので母には捨てないでいてくれて良かった。

息子は興味ないかなぁと思っていましたが、最近この絵本の存在に気がつき、読むようになりました。

男の子なので、私が子どもの時に感じたような印象とは違うものを感じ取っているかもしれません。ですが、私が好きだった絵本を息子も一緒に読めるのはとてもうれしいものです。私も一緒に読む事でまた子どもの時の記憶が蘇りました。

 

古本に限らず絵本は汚れやすいので、お手入れも大切 

といっても本は虫がつきやすく、アレルギーの原因になったりするそうですね。あと、子どもの手あかもつきやすいですい。

なので定期的にアルコール消毒で表紙を拭き、虫干ししたほうがいいですね。

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実家から持って来た絵本たち、ベストセラー本は色あせないですね。

 

古本をいつまでも取っておくのはあまりおすすめだとは言えませんし、物に執着するのもどうなと思いますが、大切な何かがあるって幸せなことだなと思いました。